実は最近、ちょいちょいマンガを読んでいます。
べるぜバブやアルスラーン戦記をメルカリで安く買って、読んでいます。
メルカリだと、ふつうに定価の8割引きとかで全巻買えたりするので、超おすすめです。
その分、商品の質が落ちてしまうこともありますが、まあ所詮マンガなので、ボクはあまり気にしていません。(参考書などは気にします)
最近読んだマンガで一番おもしろかったのが「Dグレイマン」です。
Dグレイマンは、2004年に週刊少年ジャンプで連載がはじまり、現在はジャンプSQ.RISEにて連載をしています。
「え、Dグレってまだ続いてるの?」と思った人も多いのではないでしょうか。
実はボクも思いました。(メルカリで買ってから知りました)
ボクが小さいころ(10年前くらい)にテレビでやっていたイメージで、最近はDグレの話題を全く聞かなかったので、てっきりもう連載が終わって完結したのだろうなと思っていました。
しかし、まだ連載は続いています。
ということで、今回は「Dグレイマン」の面白さと、その理由について書いてみたいと思います。(前置きが長くなってしまいました)
あらすじ
主人公はアレン・ウォーカーという少年です。
彼は、悪性兵器AKUMAを破壊できる神の結晶「イノセンス」に選ばれた存在である「エクソシスト」です。
AKUMAとは、「機械」「魂」「悲劇」を材料に造り出される悲しき兵器です。
AKUMAの製造者は千年伯爵で、彼は世界終焉への計画を進めています。(アレン達の敵です)
アレンは、世界とAKUMAに縛られた魂を救うべく、仲間と共に長く険しい戦いに身を投じていきます。
おもしろポイント1「人間の中にある正と負の面が鮮やかに描かれている」
この物語に出てくるAKUMAは、人間の魂と、悲劇をもとに作られています。
つまり、人間と、人間の負の感情によってつくられているということです。
そんなAKUMAが、世界を終焉させるという目的のため、千年伯爵によって作られています。
また、このAKUMAを製造している千年伯爵ですが、なんと人間なのです。
世界を終わらせようとしているので、何か別の生物か、別の惑星からきた存在なのかとボクは物語序盤でてっきり思っていたのですが、人間界でもごくふつうに生活をしている人間です。(人間界でも伯爵と呼ばれています。高い地位にいる人のようです。まだ身分など明らかにされていません。)
それに対して、AKUMAを破壊できるエクソシスト達は、もともとは人間であり、神の結晶であるイノセンスによって選ばれた存在です。
人間の負の感情によって作られたAKUMAを破壊しているので、エクソシスト達は人間の正の面が描かれていると言ってよいのではないでしょうか。(ボクはそう捉えています)
このように、物語序盤では、敵である千年伯爵側が何か人間とは異質な存在であると思わせ、物語が進むにつれて、世界を滅ぼそうとしている千年伯爵側も人間であるという事実が明らかになっていきます。
また、AKUMAを倒すエクソシストに選ばれた主人公のアレンでさえ、元は千年伯爵側の存在であったことが、最新刊(23~26刊)あたりでは明らかにされています。
ボクが、Dグレイマンがめちゃくちゃ面白いなと感じだ理由の1つは、このように人間の正と負の面が鮮やかに描かれているからです。
おもしろポイント2「実際の世界でも、こういうこと起こっていそうだなぁと考えさせられる」
ここからは、ボクの妄想の話です。
Dグレイマンは、アレン率いるエクソシストや仲間の人間達と、千年伯爵率いるAKUMAと敵の人間達(ノアの一族)の2大勢力の争いが描かれています。
要するに、人間を救いたい人間達と、人間を滅ぼしたい人間達の戦いの話なのです。
こうした話の中で、ボクは現実世界でもこういうことは起きているのではないかなあと思いました。
もちろんボクは一般市民で、貴族階級の人間ではありません。
Dグレイマンで言うと、どちらかと言えば人間を救いたい人間の側だと思います。
しかし、この世界にも、もしかすると人間を滅ぼしたい人間達が存在しているかもしれません。
これは完全には否定できませんよね。(もちろん、完全に肯定もできません。)
仮に、人間を滅ぼしたい人間達が存在していて、それを計画し、実行に移していたとしたら、とんでもなく恐ろしいことですよね。
で、現実的にそれを実行できる人がこの世界にいるのだとしたら、その人はとてつもない資本家である以外はあり得ないのではないでしょうか。
この世界でそんな恐ろしい計画を立案し、実行までできる人は、莫大な富を持った人でない限り不可能だと思います。
とすると、Dグレイマンでいうところの千年伯爵的存在の人は、現実世界でも貴族階級並み、もしくはそれ以上に資本を持ち、権力を持っている人になるのではないでしょうか。
何の根拠もない妄想ですが、こう考えると現実世界の様々なニュースとかも、実はこういう思惑があるのではないか、ああいう考えのもとにこの事実が造られているのではないか、と疑ってみることで、より現実世界を面白く、多面的にみることができるようになります。(少々怖い面もありますが。)
ボクが、Dグレイマンがめちゃくちゃ面白いなと感じだ理由の2つ目は、このように現実世界でもこのようなことが起こっていそうだなぁと考えさせられるからです。
以上2つの理由により、ボクはDグレイマンが大好きです。(もちろん、他にも理由はたくさんありますが、大きく分けるとこの2つになります。)
まだまだ結末まで時間がかかりそうですが、じっくりと単行本の発売を待って、引き続きDグレイマンを楽しんでいきたいと思います。
2月にDグレイマンの最新刊(26巻)が発売されたので、まだの方は是非。
Amazonなら、1-25巻セットのまとめ買いもできるのでオススメです。
一緒にDグレイマンを楽しみましょう。
では。