ボクは、みんながやりたいことやれる世界を作りたいと思っています。
みんながやりたいことやれる世界(以下:MYY)を作るためには、それを可能にする「仕組み」が必要です。
では、どのような仕組みがあれば良いのでしょうか?
少し考えてみました。
1:AI(人工知能)による労働の代替え
2:BI(ベーシックインカム)による社会保障
3:スマホとインターネットによる政治システム
4:CC(クリエイティブクラス)によるAI、BI、政治システムの管理
ボクは、上記4つの仕組みが整えばMYYが作れるのではないかと思いました。
1:AI(人工知能)による労働の代替え
みんながやりたいことをやるためには、今、存在しているお金が中心的なモチベーションとなっている仕事をなくす必要があります。
では、どうやってなくせば良いのでしょうか?
答えは簡単です。
AIにやってもらいましょう。
現在、無人コンビニや自動運転車の開発が進んでいます。
数年後には、コンビニで働いている人やタクシー運転手などの仕事はなくなると考えられます。
そのため、MYYでは、現在お金が中心的なモチベーションとなっているあらゆる仕事を、AIによって置き換えることが必要だと思います。
「AI(人工知能)とは何か?」についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【人工知能ってそもそも何?小学生でもわかる「人工知能」解説!】
2:BI(ベーシックインカム)による社会保障
1では、みんながやりたいことをやるために、お金が中心的なモチベーションとなっているあらゆる仕事を、AIによって置き換えることが必要だと言いました。
では、一度「お金が中心的なモチベーションとなっているあらゆる仕事を、AIによって置き換えることができた」と仮定してみましょう。
そうなった場合、多くの人々の収入が一気になくなってしまいます。
では、その人たちの収入はどうすれば良いのでしょうか?
ボクは、ベーシックインカムを導入すれば良いのではないかと思いました。
ベーシックインカムとは、国民一人一人に毎月7‐8万円程度のお金を無条件で支給するという制度のことです。
この制度ができれば、働かなくても最低限度の生活は営むことができるようになると思います。
もちろん、これだけでは全く裕福ではありません。
ただ、社会主義でもありません。
あくまでも資本主義社会の中の社会保障制度の一つなので、ここから努力をしてお金を稼いで裕福な生活をするか、7‐8万円の中でやりくりをしてのんびりと暮らすかは個人の自由という形になるでしょう。
そのため、MYYでは、多くの人々の最低限度の生活を保障するため、ベーシックインカムを導入することが必要だと思います。
「ベーシックインカムとは何か?」についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【<最新版>ベーシックインカムとは?わかりやすく解説してみた! 】
3:スマホとインターネットによる政治システム
2では、多くの人々の最低限度の生活を保障するため、ベーシックインカムを導入することが必要だと言いました。
もしそうなった場合、ベーシックインカム制度は誰によって管理されるのでしょうか?
政府でしょうか?
もちろん、現在の政治システム上で考えたら、社会保障を実施する役割は政府が担うでしょう。
しかし、ボクは現在の政治システムのままでベーシックインカム制度の導入が可能になるとは思いません。
理由はたくさん考えられますが、もっとも大きな要因は政府と経済界の強固な関係にあると思います。
政府と経済界のつながりは非常に強く、政府と経済界はお互いの顔色を常に伺っています。
美容師・理容師問題や車検問題、最近ではUber(配車サービス)・民泊・ICOなど最新技術に対する、政府による過度な規制が挙げられます。
これらの規制は、日本の一部国内産業を守るために行われています。
最新技術の導入による国民の生活クオリティの向上より、国内経済界の一部既得権益が優先されているのです。
ベーシックインカム制度とは、お金が中心的なモチベーションとなっている仕事がなくなっても、その仕事で働いて収入を得られるはずだった人々の最低限度の生活を保障するために、国民一人一人に毎月7‐8万円を無条件で支給するというものです。
仮に今、この制度を導入したら、それこそコンビニなどで働く人は大半がいなくなるでしょうし、もしかしたら大手で働いている人の中にも、会社を辞めて独立しようとする人が今よりもさらに増えることが予想されます。
そうなると、日本的な企業の多くは今よりももっと人手不足になるでしょう。
すると、企業は今まで通りの方針では運営できなくなります。
抜本的な企業改革or倒産のどちらかを選択せざるを得なくなるのです。
よって、古い日本的な企業の多くはベーシックインカム制度の導入に反対すると考えられます。
もちろん、政府は経済界の顔色を伺うので、導入に踏み切ることはできないでしょう。
そのため、現状の政治システムではベーシックインカム制度を導入することはできないと思います。
しかし、技術革新を止めることはできません。
いずれ、AIによる労働の代替えが起こってしまうことは明らかです。
そこで、ボクは新たな政治システムを構築してしまえば良いのではないかと思いました。
現在の政治システムは間接民主制です。
国民の投票によって選ばれた議員が、国民の代わりに政治を行っています。
昔は、一億人全員で意見を交し合い、一つ一つ政策を決めていくことなどは困難でした。
物理的に不可能でした。
でも、現在はどうでしょうか?
国民のほとんどがスマホを持ち、常にインターネットと接続しています。
ボクは、スマホとインターネットさえあれば、国民一人一人にあらゆる政策に対しての賛成or反対の意見を聞き、それらの意見を集計して国の政策を決定することは可能だと思っています。
そうすれば、政府は経済界のつながりを気にする必要もなくなります。
よって、MYYでは、スマホとインターネットによる新たな直接民主制の政治システムを作ることが必要だと思います。
4:CC(クリエイティブクラス)によるAI、BI、政治システムの管理
これまで、AIによる労働の代替え、ベーシックインカム制度の導入による最低限度の生活保障、新たな政治システムの3つの仕組みを考えてきました。
これらの仕組みがすべて整備されれば、きっと今よりももっと豊かな世界が訪れるのではないかと思っています。
しかし、これら3つのシステムは、人間が何もしなくても勝手に作られて、勝手にメンテナンスなどを行ってくれるわけではありません。
もちろん、いずれそのような形になるのかもしれませんが、必ず最初は誰かが作らなければいけません。
そこで、このような3つの仕組みを制作、管理する人々をCC(クリエイティブクラス)と呼ぶことにします。
未来のAIやBI、新たな政治システムを語る上で、よく忘れられがちなのがこのCCです。
AI、BIによって、誰もが働かなくても暮らせる社会が訪れる一方で、BIで暮らす人と、それらのシステム管理をするCCとの超格差社会になることが予想されます。
これを悪だと思い、こんな格差社会は最悪だと否定する人もいるかもしれませんが、ボクはそうは思いません。
少なくとも、今の世界よりは良い世界だと思います。
なぜなら、今は最低限生きていくことさえできない貧しい人々も世界中にたくさんいて、また、最低限生きていくことができていても、日本社会のように閉塞感の漂う世界で周りの目を気にしながら自己実現できずに生きている人々がまだまだたくさんいるからです。
そう考えると、BIで暮らす人とシステム管理をするCCとの超格差社会の方が、ボクは良い世界だと思います。
ということで、みんながやりたいことやれる世界を作るための「仕組み」について考えてみました。
新たな「仕組み」を思いついたら、さらに付け足していきたいと思います。
では。