突然、誕生日でも無いのにプレゼントを渡されたら、どうですか?
少し怖くないですか?
怖いですよね。
だって、何も特別なことしてないですからね。
ただ、生きているだけ。
ただ生きているだけで、プレゼントをもらってしまいました。
さあ、どうですか?
ボクは、そわそわします。
そわそわして、何か変な感じで、「これ、ドッキリじゃないの????」って思うと思います。
でも、19年たった今でも「ドッキリ大成功!!!!!」と言われたことは無いので、たぶんドッキリではありません。
そしてその後に、こう思います。
「プレゼントをもらっているだけじゃおかしいから、何か別のプレゼントでお返しをしたい」。
みなさんも、プレゼントをもらってばかりではおかしいから「お返しのプレゼント」をしたいとは思いませんか?
ボクは、「プレゼントでお返しをしたい」と思います。
じゃあ、ボクが約20年間の人生でもらった「プレゼント」って全部でどれくらいでしょうか?
ボクの命、お母さん、お父さん、お兄ちゃん、おばあちゃん、おじいちゃん、家、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、エレクトーン教室、将棋教室、塾、サッカークラブ、先生、友達、先輩、後輩、バイト先の人達、近所の人達、家にあるあらゆるもの、ボクと関わってくれた全ての人達、、、、、、、、、、、、、数え切れないよ。
お母さんとお父さんがボクを今まで育てるのに、一体いくらかかったの?
そして、そのお金を作るために、お母さんとお父さんは一体何時間働いたの?
お母さんとお父さんがボクを育てることに費やした時間は、一体何時間?
お母さんとお父さんがボクのことを考えてた時間て、一体何時間?
その他にも、お兄ちゃん、おばあちゃん、おじいちゃん、友達、先生、先輩、後輩、バイトの人達、近所の人達、ボクと関わったあらゆる人達が、ボクという存在を認識し、受け入れ、いっっっっっっっろんな事をして、話をして、笑って、泣いて、悩んで、喜んで、アホみたいなことをたくさんして、将棋をして、勉強をして、みんなでサッカーをやって、旅行行って、遊びまくって、夢を語り合って、、、、、、、、、、、、、
ぜんぶ返せるかな?
いや、違う。
「返せるかな?」じゃない。
返したい。
返したいから、返すだけ。
もらったままじゃ嫌。
もらったものは、返す。
あたりまえ。
6月1日で、ボクはちょうど20歳になります。
これからのボクの人生は、ボクが20年間でもらった「数え切れないほどの素敵なプレゼント」のお返しをしていくために使います。
1秒でも早く返したい。
1秒でも無駄にはできない。
どうやら、本当にドッキリじゃないらしいです。