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大西健太のブログ。”現役大学生”が「政治」についてつづります。

<政治>日本の教育システムとは?近代教育は明治時代からはじまった!?

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夏休みに、家族で「義務教育は必要か?」という議論になったので、少し日本の教育システムについて調べてみました。

 

ちなみに、ボクは義務教育いらない派です。

 

 

日本の教育システムとは?

現在の日本の教育は、教育基本法に基づいて文部科学省主導で行われています。

 

日本で初めて教育制度がつくられたのは701年の大宝律令とされていて、その後も貴族や武士を教育する場が存在し、江戸時代に入ると一般庶民の学ぶ寺子屋が誕生しました。

 

小学校から中学校・高校までの近代的な学校制度が確立されたのは明治時代で、第二次世界大戦後の教育は日本国憲法と教育基本法・学校教育法に基づいています。

 

 近代教育システムが作られた明治時代

明治時代に作られた教育システムは、多くの点で現在まで受け継がれています。

 

今回は、その時代背景をみてみましょう。

 

第一に、明治時代は欧米列強のアジア進出を前に、日本が対外的独立を達成するため、欧米列強に並ぶ強国の建設を第一に実現しなければならないとする明治政府の基本理念がありました。

 

これは、近代的国家を確立しなければ、欧米諸国による占領・侵略を免れることはできないという危機感からくるものでした。

 

そのために、明治政府は富国強兵(国家の経済を発展させて軍事力の増強を促す政策のこと)を掲げて資本主義化と軍備の拡大を目指し、近代産業育成政策として殖産興業(機械製工業、鉄道網整備、資本主義育成により国家の近代化を推進した諸政策のこと)を推進しました。

 

これをきっかけに、社会の様々な分野において、近代化のための政策が推進されることになりました。

 

教育政策も、まさに近代化の一環として行われたものでした。

 

すなわち、政府は欧米列強に倣った近代的な教育制度を導入する必要に迫られ、これを実現していくためにも、中央政府が強い推進力をもつ必要があったのです。

 

第二に、中央政府による強い政策推進力の必要性から、国家を個人に優先させるという国家主義が主力となり、これが天皇を中心とする伝統的な権力体制と結合していきました。

 

明治政府は、富国強兵・殖産興業の政策を国家主導で推進するに伴って、欧米列強に並ぶ強国の建設を第一とする国権論を強く示すようになり、さらに、日本の伝統的君主である天皇に主権が存すると明示した大日本帝国憲法を発布するに至り、天皇を頂点とした国家主義が構築されていったといえます。

 

このようにして、近代国家の確立のためには、民権抑圧もやむを得ないという情勢になりました。

 

結果として、教育勅語に示されるような忠君愛国を基本とする教育観へと帰着していったと考えられます。

 

日本の教育システムとは?:まとめ

今回は、日本の教育システムの良い点や悪い点には触れず、近代的な教育システムの誕生のきっかけとなった明治時代の時代背景について書きました。

 

中心となる点は、帝国主義を掲げる欧米列強に対して、強国を作ることを目指した富国強兵と殖産興業、それを実現する政府の強い推進力を保つための天皇を中心とする国家主義体制の確立にあります。

 

改めて知ると、面白いな~と思いました。

 

では。