にしログ

大西健太のブログ。”現役大学生”が「政治」についてつづります。

<政治>世界最大規模のベーシックインカム導入実験が中止に

f:id:reo0040:20180802102239j:plain

 

2017年7月からカナダで実施されていた世界最大規模のベーシックインカムの導入実験が中止されたそうです。

 

世界最大規模のベーシックインカムの試験導入

2017年7月から、カナダのオンタリオ州ハミルトン、サンダーベイ、リンジーという3つのエリアで試験的にベーシックインカムが導入されていました。

 

この実験では、オンタリオ州の4000人近い人々が毎月、無条件でお金を受け取っていました。

 

この実験の対象は18歳から64歳までの失業者や低所得者からランダムに選ばれ、年間で最大17000カナダドル(約148万円)を支給された上に、労働で得た所得の半分を保持することも許可されていました。

 

夫婦の場合は年間で2万4027カナダドル(約200万円)が受け取れました。

 

つまり、労働に対するインセンティブも働いていました

 

 

オンタリオ州の新首相が導入実験打ち切りに

カナダ・オンタリオ州の新首相ダグ・フォード氏は2018年7月31日、3年間の予定で行っていたベーシックインカムの導入実験を打ち切りました。

 

この導入実験は前首相のもと開始されていました。

 

フォード氏は選挙期間中、導入実験の打ち切りを訴えていました。

 

新政権の子供・コミュニティー・ソーシャルサービス大臣、リサ・マクラウド氏は、導入実験は費用がかかり過ぎで「オンタリオ州の家庭に対する施策に明らかになっていない」と取材に答えました。

 

 

世界最大規模のベーシックインカム導入実験が中止に:まとめ

そもそも、なぜベーシックインカムが必要なのかというと、テクノロジーの進歩によって既存の労働が機械によって置き換わることが可能になった場合、従来の労働によって収入を得て生活をしていた人々の収入源がなくなってしまい、社会問題になると予測されるため何らかの対策が必要だからです。

 

その対策の1つとしてベーシックインカム(国が国民全員に一定額のお金を支給する仕組み)が良いのではないかという話だったはずです。

 

というか、ボクはそのように認識しています。

 

よって、ベーシックインカムに対する批判の中には「ベーシックインカムの実験結果をみても、労働者の労働意欲は低下するばかりだからこんな制度には反対!」みたいなのがよくあるんですけど、この論点はまったく的外れなんですよね。

 

だって、ベーシックインカムは労働が機械によって代替えされて、従来の労働がなくなってしまった場合の救済措置、つまりお金を稼ぐ手段がなくなってしまった人々に対しての対策としての制度だからです。

 

このように考えると、そもそもこのカナダのベーシックインカムの導入実験のあり方も良くわからないですね。

 

オンタリオ州の労働環境がどうなのかわからないのでなんとも言えませんが、おそらく働く場所(ふつうの人ならお金を稼げる場所)はまだまだ存在しているはずなので、人間の労働が必要とされている状態でベーシックインカムを導入しても、そりゃおかしくなりますよね。

 

しかも、全員じゃなくて一部の人だけしか支給されないのだから、全く何をしたいのかわかりません。

 

まあでも、「ベーシックインカム」という制度の人類に対する認知を広めてくれる役割を果たしてくれたという点においてはありがたいですけどね。

 

引き続き、ベーシックインカムについても注目していきます。

 

では。

 

 関連記事:<最新版>ベーシックインカムとは?わかりやすく解説してみた!